東寺献茶式

献茶式

―千 宗室家元奉仕―

 令和5年10月11日(水)、京都市南区の東寺において、千 宗室家元により、「真言宗立教開宗1200年慶讃大法会」に伴う献茶式が執り行われました。

 平安京鎮護のための官寺として建立された同寺は、嵯峨天皇より真言宗の宗祖である空海(弘法大師)へ下賜された後、全国で初めての真言密教の根本道場となりました。国宝の金堂や五重塔をはじめ、数多くの重要文化財を有し、平成6年に世界遺産に登録されています。今年は、真言宗立教開宗1200年にあたり、この秋には記念法要をはじめ、特別な展覧会などが行われています。

 午前10時、家元は、講堂前に設けられた点前座に着座。濃茶・薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

 献茶式に際して、小子房に淡交会京都北支部(富田謙三名誉支部長・鮒子田昭司支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。