出雲大社献茶式

献茶式

― 千 宗室家元奉仕 ―

 令和5年9月21日(木)、島根県出雲市の出雲大社において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同社は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を主祭神とし、その創建は、天照大御神が宇迦山の麓に造営した宮殿「天日隅宮(あめのひすみのみや)」に起源すると伝えられています。出雲神話によると大国主大神は、天照大御神から「あなたは目に見えない世界を司り、そこにはたらく”むすび”の御霊力によって人々の幸福を導いて下さい」というお告げを受けたことから、現在でも縁結びの神として広く慕われています。

 午前10時、家元は千 宗史若宗匠、伊住宗禮様と共に神楽殿に進み、点前座に着座。濃茶、薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、おくにがえり会館に淡交会島根支部(絲原德康名誉支部長・木佐明宏支部長)担当の拝服席、社務所二階に米子支部(田原和行支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

拝服席(島根支部担当)
薄茶席(米子支部担当)