大宮八幡宮献茶式

献茶式

― 千 玄室大宗匠奉仕 ―

 令和5年5月13日(土)、東京都杉並区の大宮八幡宮において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 社伝によれば、平安時代後期、奥州で起きた乱を鎮めるよう勅命をうけた源 頼義の軍が大宮の地にさしかかったとき、空に八条の白雲がたなびき、「これは八幡大神の御守護のしるしである」と武運を祈り出陣。その後、奥州を平定してこの地を凱旋した頼義公が京都の石清水八幡宮より御分霊を勧請し、神社を創建したとされています。

 午前10時、大宗匠は本殿に進まれ、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、清涼殿「蓬莱の間」に相澤弥一郎氏(淡交会特別参事・東京第七東支部支部長)担当の濃茶席、神泉亭に菊池宗秀氏(名誉師範・同支部副幹事長)担当の薄茶席、境内に同学校茶道連絡協議会・青年部担当の立礼席が設けられました。また、大宮幼稚園では園児たちによる一碗のおもてなしがありました。

濃茶席(相澤弥一郎氏担当)
薄茶席(菊池宗秀氏担当)
立礼席(学校茶道連絡協議会・青年部担当)
大宮幼稚園担当席