筥崎宮献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和5年4月26日(水)、福岡市の筥崎宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)と共に日本三大八幡宮に数えられています。第十五代応神天皇の神霊とされる八幡大神を主祭神とし、応神天皇の母 神功皇后、神武天皇の母 玉依姫命(たまよりひめのみこと)が合祀されています。また、本殿脇に建つ石燈篭は、秀吉の九州平定後、この地で茶会を催した利休居士が寄進したものと伝えられています。

 午前10時、若宗匠は本殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。       

 献茶式に際して、筥崎宮儀式殿に淡交会福岡支部(佐々木健一支部長)担当の濃茶席、福岡茶道会館2階に博多支部(後藤豊彦名誉支部長、石原 進支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(福岡支部担当)
立礼席(博多支部担当)

 なお、前日には九州地区(後藤豊彦名誉地区長、石原 進地区長)主催の懇親会が開催されました。