静岡浅間神社献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和5年4月21日(金)、静岡市の静岡浅間(せんげん)神社において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 神部(かんべ)神社・浅間(あさま)神社、及び大歳御祖(おおとしみや)神社の三社を総称して静岡浅間神社といいます。

 神部神社は、第十代崇神天皇の御代に駿河開拓の祖神として鎮座したと伝えられています。木之花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)をご祭神とする浅間神社は延喜元年(901)、醍醐天皇の勅願により富士山本宮浅間大社より分祀したことに起源します。

 また、大歳御祖命(おおとしみおやのみこと)をご祭神とする大歳御祖神社は、応神天皇4年(273)に、この地方の物流の拠点、商業の中心地であった「安倍の市」の守護神として創祀されたことに起源します。

 午前10時、若宗匠は神部神社・浅間神社の大拝殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、斎館に淡交会静岡支部(水野彰一支部長)担当の濃茶席、浅間神社会館に同青年部担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(静岡支部担当)
薄茶席(同青年部担当)