中宮寺献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和5年4月15日(土)、奈良県生駒郡の中宮寺において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同寺は約1300年もの歴史を持ち、聖徳太子とその母・穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとのひめみこ)ゆかりの尼寺です。ご本尊は、国宝 菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)(伝如意輪観音(にょいりんかんのん))で、エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで「世界三大微笑像」とも呼ばれています。

 午前10時、若宗匠は本殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

 献茶式に際して、本殿奥御殿に今日庵席、本殿広間に中宮寺御流香輪会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

今日庵席
薄茶席(中宮寺御流香輪会担当)