― 千 宗室家元奉仕 ―

令和4年6月17日(金)、東京都千代田区の山王日枝神社において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

同社は室町時代後期に名を馳せた武将・太田道灌が文明10年(1478)、江戸城の築城にあたり川越山王社を勧請したことが起源とされ、農耕を司る神・大山咋神(おおやまくいのかみ)お祀りしています。天正18年(1590)に徳川家康が江戸を本拠地に定めると「城内鎮守の社」として、また「江戸の産神」としても崇敬を集め、現在に至ります。

午前10時、家元は社殿に進まれ、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。