最上稲荷献茶式

献茶式

― 千 宗室家元奉仕 ―

 令和8年5月17日(日)、岡山市の最上稲荷総本山において、今年で47回を数える「鑚仰(さんごう)茶会」の一環として千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同寺は正式名称を「最上稲荷山妙教寺」といい、延暦4年(785)、報恩大師の祈願によって桓武天皇の病気が治癒したことから、勅命により「龍王山神宮寺」が建立されたことに始まります。戦国時代の動乱で堂宇を焼失しましたが、ご本尊は戦火を逃れ、慶長6年(1601)、領主の花房職之によって復興され「妙教寺」と寺名が改められました。
 なお、昭和55年の本殿落慶を記念して始まった「鑚仰茶会」では、境内各所に設けられる茶席に毎年約3,000人が集い、これに合わせて各流派の家元による献茶式が持ち回りで行われています。

 午前11時、家元は本殿に進み、点前座に着座。献炭に続き、濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

 なお、鑚仰茶会の茶席として、今回は客殿「西大広間」に淡交会津山支部(山本雅彦支部長)担当の薄茶席、顕妙閣「華光の間」に備北支部(樋口 満支部長)担当の薄茶席が設けられました。

薄茶席(津山支部担当)
薄茶席(備北支部担当)