生國魂神社献茶式

献茶式

― 伊住宗禮様奉仕 ―

 令和7年10月28日(火)、大阪市天王寺区の生國魂(いくくにたま)神社において、千 宗室家元の名代、伊住宗禮様の奉仕による献茶式が執り行われました。

 社伝によれば、同社は紀元前663年、神武天皇が東征の際、国土の神である生島大神(いくしまのおおかみ)足島大神(たるしまのおおかみ)を石山﨑(現在の大阪城付近)にお祀りしたことに起源します。その後、天正13年(1585)、豊臣秀吉による大坂城築城に伴い、現在の地に遷座されました。本殿は「生國魂造」という独特の建築様式で、桃山時代の威風を今に伝えています。

 午前10時、伊住様は本殿前に設けられた点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、澄心軒に淡交会大阪西支部(田所伸浩支部長)担当の本席、玉秀庵に同青年部担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

本席(大阪西支部担当)
副席(大阪西青年部担当)