黒住教献茶式
― 伊住宗陽様奉仕 ―
令和7年10月26日(日)、岡山市にある黒住教の本部・神道山本部大教殿において、千 宗室家元の名代、伊住宗陽様の奉仕により献茶式が執り行われました。

黒住教は、備前の神官・黒住宗忠によって江戸時代後期に開かれた神道の一派です。太陽を司る天照大御神を主祭神とし、世界の平和と人類の幸せを祈るために朝日を拝む「日拝」を重んじています。昭和25年(1950)、教祖の没後百年に際して行われた「百年大祭奉賛献茶祭」において、表千家家元による献茶が行われたことを機に、裏千家・表千家・武者小路千家・薮内家・速水流の持ち回りで毎年献茶奉仕が行われています。
午前11時、伊住様は大教殿に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

献茶式に際して、教主公邸に淡交会福山支部(藤田仁志支部長)担当の薄茶席、宝物館に玉野支部(加藤浩久支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

