近江神宮献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―
令和7年6月9日(月)、滋賀県大津市の近江神宮において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

第三十八代天智天皇をご祭神とする同宮は、昭和15年、天智天皇が都を営んだ近江大津宮の跡地に建立されました。天智天皇は、藤原鎌足とともに大化改新を行い、政治や教育などさまざまな分野で国家の発展に寄与されたため、開運や導きの神様、また産業・文化・学問の神様として全国から崇敬を集めています。
また、天智天皇が小倉百人一首の巻頭歌を詠んだ歌人であることに因み、同宮は競技かるたの聖地として親しまれています。
午前10時、家元は外拝殿に進み点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、内拝殿へ進みご祭神に捧げられました。

献茶式に際して、近江勧学館「浦安の間」に淡交会滋賀支部(河本英典支部長)担当の協賛席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。
