日吉大社献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和7年5月29日(木)、滋賀県大津市の日吉大社において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 比叡山の麓に鎮座する同社は、全国に約3,800社ある日吉・日枝(ひえ)・山王神社の総本宮です。崇神天皇7年の創祀と伝えられ、延暦寺の創建後(788)は天台宗の護法神として崇敬を集めるようになりました。後に織田信長による焼き討ちで焼失したものの、豊臣秀吉らによって壮麗な社殿群が再建され、現在ではその多くが国宝・国の重要文化財に指定されています。

 午前10時、若宗匠は千 容子家元夫人とともに西本宮拝殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、日吉会館に淡交会滋賀支部(河本英典支部長)担当の協賛席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。