第80回栄西禅師賛仰献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―
令和7年4月27日(日)、岡山市北区の後楽園において、栄西禅師賛仰の献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。

この献茶式は、日本の茶祖と称される栄西禅師の功績をたたえるため、昭和8年から禅師の出身地である岡山で行われており、裏千家をはじめ5つの茶道家元が持ち回りで奉仕しています。80回目となる今回は、茶道愛好家ら約3,000名が参集しました。
午前11時、家元は能舞台に進み、点前座に着座。献炭に続き、濃茶と薄茶を謹点し、法要導師を務める臨済宗大本山建仁寺派管長・小堀泰巌老大師の手を経て、禅師を祀った祭壇に捧げられました。

献茶式に際して、園内の鶴鳴館「丹頂の間」に淡交会岡山支部(若林昭吾支部長)の河田宗隆氏(支部顧問)担当の薄茶席、鶴鳴館本館「松の間」に津山支部(山本雅彦支部長)担当の薄茶席、延養亭南芝生に岡山青年部・学校茶道連絡協議会担当の野点席のほか、他流の茶席4席が設けられました。


