千 宗室家元 2025年日本国際博覧会のイベントでお茶湯の儀を厳修

その他

 令和7年9月4日(木)、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博2025)シグネチャーパビリオンnull²(落合陽一プロデューサー:メディアアーティスト、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長・同大学図書館情報メディア系准教授)におけるシグネチャーイベントとして、EXPOホール「シャインハット」を会場に「null²庵新世界茶会」が開催され、千 宗室家元がお茶湯の儀を厳修されました。

 本イベントは落合氏が提唱する「計算機自然(デジタルネイチャー)」を茶の湯の精神に重ね合わせ、点前と管弦楽団による演奏、生成CG、多層音響、照明、茶道具が一体となる総合芸術的茶会として開催され、事前予約を行った約2,000名が参加しました。

◇開会ノ儀
 午後3時より落合氏によるDJパフォーマンスと音楽に合わせた生成CGが会場全体に投影され開幕。

◇お茶湯の儀
 家元がこのほど書き下ろされた「美」の軸に濃茶一碗を捧げられ、参加者は静寂の中見守りました。

◇茶話ノ会
 落合氏、井上八千代氏(京舞井上流5世家元)、細辻伊兵衛氏(永楽屋14代当主)の鼎談がありました。

◇点前
 続いて、鼎談者に対して業躰の点前と解説により一碗が呈されました。
 

◇新世界茶会
 チェコ共和国のピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団によるドヴォルザーク「新世界より」の演奏と生成CGの映像が映し出される中、限定100名の参加者に点て出しによる呈茶が行われました。

 最後に、エンディングトークとして本イベントの振り返りがあり、終了しました。