博多支部創立80周年記念大会
令和4年9月3日(土)・4日(日)、福岡市において淡交会博多支部創立80周年記念大会が感染症対策を講じた上で開催され、千 宗室家元が出席されました(主催:博多支部 後藤豊彦名誉支部長、石原 進支部長)。
来賓として福岡県知事の服部誠太郎氏(博多福岡支部連合会顧問、代理:大曲昭恵副知事)、福岡市長の髙島宗一郎氏(博多福岡支部連合会顧問、代理:中村英一副市長)、衆議院議員の鬼木 誠氏(博多福岡支部連合会顧問)、古賀 篤氏(博多福岡支部連合会顧問)、淡交会理事の殿村育生氏(長崎支部副支部長)など九州地区内の各支部役員、同門社中約450名が集いました。
博多支部は、昭和16年に北九州、筑豊を除いた福岡県下、唐津、対馬を含めた福岡支部として発足。昭和26年、博多支部と改称し、昭和63年に博多支部・福岡支部の二支部に発展的分割。以来、県や市と連携し地域社会への貢献や後継者の育成に尽力しています。
今大会は、コロナ禍による一年の延期を経てこの日を迎えました。
◇式典
午前10時よりヒルトン福岡シーホークにて開催。
開会にあたり、石原支部長より主催者挨拶。続いて家元、服部知事(代読:大曲副知事)、髙島市長(代読:中村副市長)、鬼木議員、古賀議員より祝辞がありました。
◇功労者表彰(支部表彰)
永年に亘り、支部の発展に尽力されている役員の方々に感謝状が贈られました。
◇記念講演
続いて家元による記念講演がありました。家元は「無いものを見ようとするのではなく、手の届く範囲のものに目を向けるようにしてください。自分の分を知っていれば納得できることが多く、そうでない人間ほど不平不満が多いものです」と話され「点前でも褒めてもらおうとするのではなく、自分そのもののお点前を心掛けてください。そうすれば心が通い合う一席が持てるでしょう」と語りかけられました。
大会に際して、茶席が設けられ、参加者は心づくしの一碗を楽しみました。
【濃茶席】 清原宗皓 名誉師範
【薄茶席】 西川宗宥、西薗宗巻、川下宗鶴、石川宗㐂 各名誉師範
【呈茶席】 博多青年部