令和5年11月25日(土)・26(日)、長崎市において淡交会長崎支部創立75周年・青年部創立60周年記念行事が開催され、千 宗室家元が出席されました(主催：長崎支部 澤山精一郎支部長、青年部 廣田亮作部長)。

　来賓として長崎県知事の大石賢吾氏（長崎支部顧問、代理：浦 真樹副知事）、長崎市長の鈴木史朗氏（長崎支部顧問、代理：柴原慎一副市長）、元参議院議員・元農林水産大臣の金子原二郎氏（長崎支部・佐世保支部顧問）、衆議院議員の西岡秀子氏（長崎支部顧問）、九州地区地区長の石原 進氏(博多支部支部長)など九州地区内の各支部役員、同門社中約730名が集いました。

　長崎支部は、昭和24年に結成。続いて昭和41年に青年部の発会式が執り行われ、以降、支部・青年部一体となりあゆみを進めています。

◇祝賀会（於：ザ・グローバルビュー長崎）
　午後6時より開催。開宴に先立ちソプラノ歌手による「ある晴れた日に」（オペラ「蝶々夫人」より）の独唱がありました。

　その後、澤山支部長より主催者挨拶、家元、西岡議員、石原地区長より挨拶、殿村育生 長崎支部副支部長（淡交会理事）の乾杯の発声がありました。

　家元を囲んで和やかに会が進み、中牟田真一 長崎支部副支部長による中締めでお開きとなりました。

◇式典（於：長崎ブリックホール）
　翌26日、10時より式典が開催され、澤山支部長の主催者挨拶に続き、家元、大石知事（代読：浦 副知事）、鈴木市長（代読：柴原副市長）、石原地区長より祝辞がありました。

　家元より淡交フェローの授与、澤山支部長より歴代幹事長及び支部の運営と裏千家茶道の充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われました。

◇記念講演
　午前10時45分より同会場にて家元による講演があり、海外との玄関口であった長崎の歴史と寛容さに触れながら「前に進むためには、辿ってきた道や自分の前に同じ立場にいた人がどうであったかに思いを馳せる必要があります。そうすることで人を大切にする気持ちが生まれます」と語りかけられました。

◇茶席
　大会に際し、25日に諏訪神社において長崎支部担当の濃茶席・薄茶席が、26日には長崎ブリックホールにおいて長崎学校茶道茶席連絡協議会担当の薄茶席と長崎青年部担当の薄茶席が設けられました。

【濃茶席】　長崎支部担当

【薄茶席】　長崎支部担当

【薄茶席】　長崎学校茶道連絡協議会担当

【薄茶席】　長崎青年部担当

　学校茶道の参加校は、長崎大学、長崎外国語大学、長崎日本大学中学校、長崎大学教育学部附属中学校、長崎市立小ヶ倉中学校、長崎大学教育学部附属小学校、長崎市立上長崎小学校、諫早市立御館山小学校、諫早市立上山小学校、諫早市立北諫早小学校の皆さん。