第25回 奄美大島・鹿児島・沖縄「和合の茶会」
令和5年10月21日(土)・22日(日)、千 玄室大宗匠が奄美大島を訪問、第25回和合の茶会が開催され、三支部支所の役員・会員はじめ全国各地より約280名の同門社中が集いました(主管・奄美大島支所 渡博文名誉支所長・有村修一支所長)。
和合の茶会は、大宗匠の「一碗からピースフルネスを」の理念のもと、奄美大島・鹿児島・沖縄の歴史的・文化的な関係を再構築し地域間の交流の輪を拡げる取り組みとして継続されており、三支部支所が持ち廻りで主管を務めています。
本年、本土復帰70 年を迎えた奄美大島に於いて、和合の精神を共有する機会となりました。
◇お茶湯の儀・和合の茶会(於・アマホームPLAZA)
21日午後3 時より開会。
主管支所を代表して有村支所長、続いて安田壮平 奄美市長より挨拶がありました。
その後、大宗匠がお茶湯の儀を厳修。彼我の戦没者の御霊に対し、また世界の恒久平和を祈念され一碗が捧げられました。
続く和合の茶会では大宗匠が亭主となり、有村支所長、島津忠裕 鹿児島支部支部長、親泊一郎 沖縄支部名誉支部長(特別参事)、島袋 洋 沖縄支部支部長、石原 進 九州地区地区長、安田 奄美市長、村田達治 奄美市教育委員会教育長、長谷川健 陸上自衛隊奄美警備隊長(奄美駐屯地司令 一等陸佐)が各服にて一碗を喫しました。
その後、大宗匠による『自然共生とお茶』と題した特別講演が行われました。大宗匠は、「丸いお茶碗は地球、その中の抹茶は緑です。もし、自分達の目の前から緑が消えたらどうしますか。草も木も私達と同じように生きているんです。私達はもっと緑を大事にし、自然社会と一緒に共生していかなくてはなりません」と語りかけました。
◇呈茶席
和合の茶会に先立ち参加者に向けて奄美大島支所による呈茶席が設けられ、参加者は心づくしの一碗を楽しみました。
◇鵬雲斎大宗匠を囲む交流懇親会(於・奄美観光ホテル)
午後5時30分より、奄美観光ホテルにて交流懇親会を開催。有村支所長の主催者挨拶、大宗匠、石原地区長の挨拶に続き、親泊名誉支部長による乾杯発声で開宴、大宗匠を囲んで参加者同士の交流の輪が拡がるひとときとなりました。
◇茶席(於・山羊島ホテル)
23日(日)は山羊島ホテルに茶席が設けられ、参加者はそれぞれの趣向を楽しみました。