令和5年10月7日(土)・8日(日)、福岡県大牟田市において淡交会大牟田支部75周年・青年部65周年記念大会が開催され、千 宗室家元が出席されました(主催：大牟田支部 白石政嗣支部長、青年部 野田智美部長)。
　来賓として大牟田市長の関 好孝氏(代理：副枝 修 副市長)、九州地区地区長の石原 進氏(博多支部支部長)など九州地区内の各支部役員、同門社中約300名が集いました。
　大牟田支部は、昭和23年に福岡支部(現在の博多支部)の大牟田支所として結成し、同26年に支部昇格。また、大牟田青年部は九州地区で最初の青年部として昭和33年に発会しました。以降、支部・青年部共に協力し地域に根差した活動を続けています。

◇式典
　午後3時より、おおむたハイツにて開催。
　開会にあたり、白石支部長より主催者挨拶。続いて家元、関市長(代読：副枝副市長)、石原地区長、青年部九州ブロックの田中節竜ブロック長より祝辞がありました。

　続いて、家元より淡交フェローの授与、白石支部長より支部の運営と裏千家茶道の充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われました。

◇記念講演
　続いて家元による講演がありました。家元は「茶の湯にはルールはありません。マナーがあるだけです」と話され「こうあるべき、こうしないといけない、とがんじがらめにならず、それぞれの地域の特色を生かしながらお茶を楽しんでください」と語りかけました。

◇記念祝賀会
　午後5時より、同ホテルにて記念祝賀会を開催。大坪和彦 大牟田支部副支部長の主催者挨拶、家元、佐々木健一 福岡支部支部長による挨拶に続き、島袋 洋 沖縄支部支部長より乾杯の発声がありました。

　和やかな雰囲気で会が進み、大賀茂功 大牟田支部副支部長による中締めでお開きとなりました。

◇茶会
　大会に際して、同ホテルにて呈茶席(大牟田青年部担当)、翌8日には濃茶席(名誉師範・壮年部担当)、薄茶席(大牟田支部)、薄茶席(大牟田青年部担当)が設けられ、参加者は心づくしの一碗を楽しみました。