熊本支部設立70周年・青年部設立60周年記念大会
~幾多の試練を越え 一碗を手に新たな一歩を~

令和5年3月25日(土)・26日(日)、熊本市において淡交会熊本支部設立70周年・青年部設立60周年記念大会が感染症対策を講じた上で開催され、千 宗室家元が出席されました(主催:熊本支部 與縄義昭支部長、青年部 村上嘉啓部長)。
来賓として熊本県知事の蒲島郁夫氏(熊本支部顧問、代理:永友義孝企画振興部地域・文化振興局局長)、熊本市長の大西一史氏(熊本支部顧問、代理:深水政彦副市長)、人吉市長の松岡隼人氏(熊本支部顧問)、九州地区地区長の石原 進氏(博多支部支部長)など九州地区内の各支部役員、同門社中約850名が集いました。
熊本支部は、昭和22年に博多支部・山鹿支所としての活動にはじまり、同27年に発会式を挙行。青年部は昭和38年に設立許可、翌年に結成式を挙行しました。以降、支部・青年部共に協力し、地域に根差した活動を続けています。
なお、今大会は、コロナ禍による一年の延期を経てこの日を迎えました。
◇式典
午後3時より熊本城ホールにて開催。開会にあたり、與縄支部長より主催者挨拶。続いて家元、来賓より祝辞がありました。




(代理:永友企画振興部地域・文化振興局局長)

(代理:深水副市長)

続いて功労者表彰が行われました。家元より特別表彰として永年に亘り熊本支部の発展に寄与・貢献された與縄支部長に表彰状と記念品が贈られました。続いて淡交フェローが授与されました。その後、與縄支部長より支部の運営と裏千家茶道の充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われました。





◇講演
続いて家元による講演がありました。家元は「枝葉を伸ばすには幹が必要です。基本があって初めて、その先が成り立ちます」と話され「大人が基本を疎かにすれば、若い世代が基本を大切にしなくなるのは当たり前のことです」と語りかけられました。

◇夕食会
会場を熊本ホテルキャッスルに移し、午後5時30分より夕食会が参加人数を絞って開催。與縄支部長の主催者挨拶、家元挨拶に続いて吉村浩平熊本支部副支部長による乾杯発声がありました。地区内各支部より支部の活動等についてスピーチが行われ、和やかな雰囲気で会が進みました。西村忠彦熊本支部副支部長による中締め挨拶でお開きとなりました。


◇茶会
大会に際して、熊本城ホールに濃茶席(野田宗貴参与担当)、薄茶席(青年部担当)と翌26日には寿心亭に濃茶席(支部担当)と立礼席(熊本学校茶道連絡協議会担当)が設けられ、参加者は心づくしの一碗を楽しみました。
【濃茶席】 野田宗貴参与担当


【薄茶席】 熊本青年部担当


【濃茶席】 熊本支部担当


【立礼席】 熊本学校茶道連絡協議会担当
学校茶道の参加校は、熊本大学・東海大学・東海大学付属熊本星翔高等学校・熊本県立熊本高等学校・熊本県立熊本北高等学校・熊本学園大学付属高等学校の皆さん。

