第36期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修 第5回研修
令和6年10月19日(土)・20日(日)の両日、淡交会青年部第36期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員の第5回研修を裏千家学園で実施しました。今回の研修は、茶道に触れたことがない人へのアプローチ方法の検討と裏千家における国際活動の取り組みへの理解を深めることを目的として開催しました。
1日目の冒頭、長谷川義翁淡交会常任理事・総本部事務局長兼組織部部長が主催者を代表して挨拶。

次に、「茶の湯の経験のない人に茶の湯を伝える」と題して、グループ毎に他の出向員をお客に迎え呈茶を行いました。各班、限られた道具を用いてお茶を点てると共に、茶の湯未経験の方をお迎えする想定でお茶の点て方やいただき方について説明するなど、お茶の楽しさを伝えようと工夫を凝らしていました。






2日目は、弘田佳代子 国際部部長より「裏千家の国際活動」と題して講義。国内外での外国人へ向けた茶道普及活動等について、写真や資料を交えながら紹介がありました。

続いて、「オーストラリアでの茶道活動」と題して、淡交会メルボルン協会元幹事長のジェンセン・裕子氏 がオンラインにて講義。
ジェンセン氏は、協会設立の一助を担い、設立後は裏千家茶道普及のため、協会の運営や後進の育成に努められています。講義では現地での稽古や茶道紹介の様子などについて、写真を用いて説明され、指導者としての体験談や現地の方の茶道に対する想いなども話されました。講義後の質疑応答では、海外の方への茶道紹介に興味を持つ出向員から質問が投げかけられるなど良い刺激になりました。


最後に、長谷川常任理事による2日間の総評があり、閉会しました。