第36期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修 開講式・第1回研修

青年部

 令和6年2月3日(土)・4日(日)、全国の青年部会員から選抜された32名が宗家に参集し、開講式と第1回研修を受講しました。 この研修は、宗家・総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでの修了者は青年部をはじめ、ブロックや全国委員会で活躍しています。

 3日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「最初に茶の湯と縁を持った時のことを思い起こしてこの研修に臨んでください。そして、この研修を通して”和む場”をつくるために自分から一歩踏み出す覚悟を持ってもらえるよう期待しております」と出向員に激励の言葉を贈られました。

 今期出向員を代表して澤田佳澄君(高岡青年部)に委嘱状が交付され、佐藤誠二君(山梨青年部)が誓いのことばを述べました。

委嘱状交付
誓いのことば

 その後、平成茶室にて呈茶、そして裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。

 初めに、長谷川義翁淡交会常任理事・総本部事務局長兼組織部部長より「研修に臨むにあたって」と題し、L・T出向員としての心構えや研修の主旨等についての話があり、続いて宮﨑あゆは組織部課長より「淡交会について」と題し、淡交会の歴史や事業内容について説明がありました。

 翌4日は、聚光院の拝観、利休居士墓参の後、大徳寺金毛閣拝観をいたしました。

 続いて裏千家学園にて、自己紹介を含めた3分間スピーチを行いました。
 スピーチでは、自身が茶道、青年部を始めたきっかけやL・T出向員に応募した動機、研修への意気込みや各青年部に持ち帰りたいこと等、出向員それぞれが今の想いを述べました。

 最後に、長谷川常任理事による総評・挨拶で閉会しました。

 今期の研修は、5回の単独研修と3月の「第57回青年研修会」を経て、年末の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。

<第36期L・T出向員 32名(敬称略)>