淡交会青年部ナショナルコンファレンス2022
令和4年4月16日(土)・17日(日)、国立京都国際会館アネックスホールをメイン会場として開催しました。



令和4年4月16日(土)・17(日)、国立京都国際会館アネックスホールをメイン会場として開催しました。
ナショナルコンファレンスは、「青年茶人としてあるべき相(すがた)の追求」の目的のもと、平成26年から開催しているものです。
4回目となる今回は「誇りと情熱~力を合わせれば乗り越えられる~」をテーマに新型コロナウイルス感染症対策のためハイブリッド開催とし、京都参加者285名とオンライン参加者487名が全国より参加しました(オンラインでのライブ配信は4月16日(土)のみ)。
なお、令和2年5月に開催を予定していた青年部第16回全国大会-青年部設立70周年記念-の中止を受け、令和2年・3年度の青年部卒業者のオンライン参加を可能としたため、61名の青年部OB・OGが参加しました。
4月15日(金)
<第3回実行委員会>
14時より国立京都国際会館RoomB-2に於いて、千 宗史若宗匠、伊住禮次朗様、実行委員を務める全国委員・全国委員補56名が出席のもと開催。
若宗匠の挨拶、宮川寛隆実行委員長、中谷憲正副実行委員長の挨拶、総本部からの概要説明に続き、各部会長からの報告や連絡など最終確認を行いました。







4月16日(土)
<受付・呈茶>
午前9時30分よりアネックスホール前にて京都参加者の受付開始。
受付の後、参加者は「さくら」にて新型コロナウイルス感染症対策を徹底した実行委員会による呈茶席に席入り。「白い光」のテーマのもと全16ブロックが制作・準備した茶道具の取り合わせにより、一碗が呈されました。客席には各ブロックによる茶道具を紹介する敷紙が配られ、QRコードからその制作工程が動画で視聴できるよう工夫がなされていました。また、オンライン参加者にも事前にお茶とお菓子・敷紙が送られ、呈茶席のオンライン配信により、京都参加者とオンライン参加者が一碗を共に楽しみました。






<展示>
受付付近にはプレ行事として開催された現役青年部会員が各分野の専門知識や技能をもって講師を務めるオンライン企画「by青年部for青年部 研修(バイフォー研修)」等で撮影された「誇りと情熱ポーズ」のパネルが展示。平成28年6月開催の「ナショナルコンファレンス2016 inいわき」に際して、千 宗室家元の発意により東日本大震災復興のシンボルとして福島県いわき市に設けられた記念茶園にて昨年5月に初摘みされた茶葉の展示をはじめ、全国で活動している青年会議所茶道同好会の活動が全国茶道同好会連絡協議会(全茶連)としてまとめられ展示・紹介されました。
また、呈茶席終了後には、実行委員会呈茶席の道具の展観もされました。




<開会式>
開会式には、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻、千 宗史若宗匠はじめ、宗家の方々が出席。オープニング映像、大宗匠、家元の挨拶に続いて、宮川実行委員長からの歓迎挨拶、岸田文雄内閣総理大臣(淡交会広島支部連合会顧問)、西脇隆俊京都府知事(淡交会京都支部連合会顧問)、門川大作京都市長(淡交会京都支部連合会顧問)からの祝電が披露されました。
また、続いて千 容子家元夫人へ篠原第5部会長よりチャリティー展観による収益金の寄付目録贈呈が行われました。


<チャリティー展観>
青年部第16回全国大会-青年部設立70周年記念-に際して宗家はじめ僧侶方、全国各地の工芸作家の方々、企業、青年部各ブロック等から寄贈いただいたお品を改めて出品。今回初めて参加者がインターネット上のカタログを閲覧・入札する方法で行い、4月16日(土)にインターネット上で当選者発表がありました。収益金は全国各地の自然災害被災地の救援や復興に役立てられます。
<大宗匠講話>
午後1時より、同会場にて大宗匠講話が行われました。講話後、実行委員会より4月19日(火)に白寿を迎えられる大宗匠へのお祝いとして、白いダルマと花束が贈られました。


<全国ブロック展>
Room D、Room E、メインホールロビーに分かれて全国16ブロックによりブロック紹介ブースが設けられ、午後1時30分より宗家と参加者は各ブロックが工夫を凝らしたブースを回り交流を図りました。また実行委員がリポーターを務め、オンライン参加者への紹介がなされました。





<家元対談 「茶の湯のススメ」。>
会場をアネックスホールに戻し、午後3時より家元とNIGO🄬氏(ファッションデザイナー)との対談が行われました。



<若宗匠一問一答>
午後3時50分より、「徹子の部屋」の設えのもと若宗匠一問一答が行われ、青年部会員より寄せられた多くの質問に答えられました。


<閉会式>
続いて午後4時30分より閉会式が行われました。オープニング映像の後、16ブロック長から順にメッセージが発せられ、会場での参加者がペンライトで応えました。若宗匠の挨拶、中谷副実行委員長の謝辞、宮川実行委員長による締めのポーズ、1日のプログラムを振り返る映像が上映され閉会しました。





<交流会>
午後5時30分より、時節柄、飲食を伴わない形として交流会を開催。家元の挨拶、金ヶ崎第3部会長の挨拶に続いて、京都参加者・オンライン参加者を対象として、大宗匠・家元からのお品の福引き抽選会が行われ、当選者から喜びの声が述べられました。その後、樽谷第4部会長から中締めの挨拶がありました。
後半は宗家が会場の各卓を回られ、記念撮影と交流。宗家はオンライン参加者がグループに分かれてZoom上で交流している中にもお顔出しをされました。




抽選会(京都参加者当選者)


4月17日(日)
<茶会>
オプショナルとして宗家にて茶会が行われ、京都参加者のうち約270名が参加。新型コロナウイルス感染症対策として立礼で一席の人数が制限され、参加者は平成茶室の聴風席、看月席のいずれかに席入りし、薄茶一碗を喫しました。
◇今日庵席(聴風席) 席主:家元


◇今日庵席(看月席) 席主:若宗匠

