裏千家淡交会アブダビ協会 発会式・記念茶会

令和6年5月18日(土)、アラブ首長国連邦の首都アブダビにて茶道裏千家淡交会アブダビ協会の発会記念行事が行われました。
アブダビでは、平成22年にアブダビ茶道教室が裏千家のスタディーグループとして始動しました。令和5年度外務大臣表彰を受賞するなど活発な活動が認められ、令和6年1月8日、中東では初めての裏千家海外協会として茶道裏千家淡交会アブダビ協会の発会が承認されました。
発会式はエミレーツパレスホテル内茶室「緑水庵」にて、INPEX/JODCOの協力のもと行われました。

開会にあたり、藤井 洋 アブダビ協会会長の挨拶があり、続いて在アラブ首長国連邦日本国大使館 齊藤幸司 臨時代理大使が 磯俣秋男 在アラブ首長国連邦特命全権大使(アブダビ協会名誉顧問)からの祝辞を代読されました。



続いて、千 玄室大宗匠、千 宗室家元からの祝辞が志村宗光業躰により披露されました。その後、藤井会長に協会設立認証書の授与、ムハンマド・ハリーファ・アル・ムバラク アブダビ文化観光庁長官に名誉顧問の委嘱状が交付され、アブドゥッラ・アルスウェイディ副幹事長が協会役員を代表し役員委嘱状を受けられました。


続く記念茶会では、ムバラク長官をはじめとする来賓方は茶室と椅子席に分かれ、志村業躰による各服点で濃茶が振舞われ、抹茶の豊かな風味を楽しまれました。




式典終了後には、協会会員とその家族、関係者を対象に宗家からのお茶とお菓子で茶会が行われ、和やかに協会の発会を祝いました。



同日夜には協会会員と関係者約30名での夕食会が開催され、アブダビに於ける裏千家茶道の歩みを振り返りながらこの度の協会発会を喜び合いました。


翌19日(日)からは緑水庵を中心に2日半の日程で協会会員を対象とした講習会が行われました。初日は許状の引き渡しもあり、協会会員方には新たな気持ちで熱心に稽古に取り組まれました。

