一般社団法人 茶道裏千家淡交会 令和4年度 全国役員懇話会

淡交会総会・会議

 令和4年11月24日(木)、ウェスティン都ホテル京都において、全国から理事・監事、参事・参事補・特別参事をはじめ、名誉地区長・地区長、名誉支部長・支部長など約170名が出席して開催されました。
全国役員懇話会は、宗家を中心に全国の地区・支部役員が集って親睦を深め、情報を共有する機会として開催しており、昨年に続き、新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底した上で行われました。

 冒頭、千 玄室大宗匠、千 宗室会長より挨拶がありました。

 総本部からの諸報告に続き、第18回 茶道文化賞・茶道文化貢献賞 表彰式が執り行われ、千 容子理事長から選考経過と授賞理由の報告の後、千 宗室会長から表彰状、千 玄室大宗匠から楯と副賞が贈られました。

《茶道文化賞》

◇親泊 一郎氏
 青年部時代から50年以上にわたり、沖縄・奄美大島・鹿児島などの地域における文化交流行事や、沖縄戦全戦没者への慰霊と平和を祈念する行事に力を入れられた。また、支部独自の「学校茶道推進事業」を立ち上げ、裏千家茶道採用校に対し活動支援を行うなど、裏千家茶道の振興に貢献したことが授賞理由として評価された。

《茶道文化貢献賞》

◇故 辻 義一氏(「辻留」三代目主人)
 永年にわたり料理人として宗家の茶席を支える一方、辻留料理塾塾長、大阪青山短期大学講師を務め老舗の味を広く伝えるなど、業界の発展にも尽力された。令和3年7月3日にご逝去のため追贈。代理で辻留 京都店主人 平 晴彦氏と故 辻 義一氏の長女 辻 育子氏が出席。

《茶道文化賞》

親泊 一郎氏

《茶道文化貢献賞》

平 晴彦氏(左) 辻 育子氏(右)

【対談「茶の湯のススメ」】
 御家元と京都西支部副支部長の(株)福寿園社長 福井 正興氏による対談が行われました。福井氏には茶の湯との出会いを端緒に、学校茶道や青年部での活動について写真を交えながらご披露いただき、国際交流、福寿園社内での職員稽古などについてお話しいただきました。