正眼寺献茶式

アーカイブ

― 千 玄室大宗匠奉仕 ―

 令和3年10月12日(火)、岐阜県美濃加茂市の正眼寺において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。同寺は、万治元年(1658)妙心寺開祖の関山慧玄(無相大師)を開山として、無相大師が「悟後の修行」をした跡地に創建されました。寛文9年(1669)に円成寺から正眼寺に寺号が改められ、妙心寺の奥の院とも呼ばれる禅院です。

  妙心寺派管長を務められた梶浦逸外老師は、後藤瑞巌老師没後の大宗匠の参禅の師でした。開山忌のこの日、大宗匠と共に逸外老師に師事された谷 耕月老師の二十七回忌法要が併せて営まれました

  午前10時、大宗匠は本堂に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、無相大師と耕月老師に捧げられました。