令和3年10月23日(土)午後2時より、Zoom（ウェビナー）とYouTubeを活用して淡交会青年部第3回オンライン講演会を開催しました（主催：淡交会総本部）。
　京都市の京菓子司末富本店から前当主の山口富藏氏に講演いただき、全国から168名の青年部会員がオンラインで参加しました。

 　はじめに、田淵吉弘総本部組織部課長が主催者を代表して挨拶。
 　講演では、「茶席においてお菓子は亭主が客に心を伝える大きな要素であり、色味が重要となるので日頃から色に対して興味を持つことが大切」とのお話がありました。

 　続いて、金団作りの実演。盛り付ける際の箸の扱い方や、崩れてしまったときの対処法など実践的な助言もいただきました。

 　講演後には質疑応答が行われました。
 　参加者の中には山口先生のお菓子が紹介された書籍を手元に置いて参加した会員もおり、書籍にまつわるエピソードなどについても丁寧にお答えいただきました。

 　参加者の事後アンケートには、「和菓子は作り手の思いを感じながら味わっていきたい」「道具が潤沢にない青年部世代だからこそ、お菓子屋さんの力を借りて趣向を表現していきたい」との声が聞かれました