第39回九州地区茶道文化講演会




  5月17日(火)、千 玄室大宗匠を迎え、九州地区茶道文化講演会(主催:淡交会九州地区、担当:博多・福岡支部連合会)がホテルニューオータニ博多において開催されました。

  講演に先立ち、石原 進九州地区地区長より挨拶、続いて来賓を代表して海老井悦子福岡県副知事より祝辞が述べられました。


石原 進九州地区地区長 海老井悦子福岡県副知事


  講演に立たれた、大宗匠は「自分で限界をつくらずに、何事も一生修行という気持ちを持って取り組んでいくことが大切なのです」と述べられました。また「国際交流の場では、言語の違いから溝ができてしまうこともありますが、一碗のお茶を勧めあう心、すなわち思いやりの心を持っていればその溝を埋めることができるのです」と茶道を学ぶことの大切さを説かれました。




  講演後には後藤豊彦九州地区名誉地区長の卓話に続き、中西宗修業躰による且座之式の点前解説も行われました。


後藤豊彦九州地区名誉地区長 中西宗修業躰による点前解説


  午後7時から懇親会が開催され、石原地区長の挨拶の後、田村靖邦氏(筥崎宮宮司)の発声で乾杯。大宗匠を囲んで和やかなひとときとなりました。最後に金澤晋二郎福岡支部支部長の中締めの挨拶で閉会となりました。


石原地区長の挨拶 田村靖邦筥崎宮宮司の発声で乾杯


  また、会場には中田宗千氏(博多支部監事)担当の呈茶席が設けられ、来場者に一碗が呈されました。




  また、翌日の18日には、筥崎宮献茶式が執り行われました。