宗家・総本部行事だよりへ

青年部 全国委員会
青年部第58回全国代表者会議・第49回ブロック代表者会議



  令和元年11月30日(土)・12月1日(日)の両日、ANAクラウンプラザホテル京都において、千 宗室家元はじめ宗家の方々の出席のもと、青年部全国委員会、青年部第58回全国代表者会議・第49回ブロック代表者会議を開催しました。

◇全国委員会
  午前10時から、全国委員・全国委員補が出席して開催。
  冒頭、家元より「少子高齢化社会の今、茶人、茶の湯という『種』を次の世代に繋ぐためには、皆が一緒に知恵を寄せ合って、今よりもっと楽しくするためには何が必要かということを常に意識してほしいと思います。次の世代の人たちが何を求めているのかを考え、『小さな親支部』という青年部ではなく、青年部らしい青年部をつくっていってほしい」と挨拶がありました。


  続いて、福井正興全国委員会委員長と奥山 卓全国代表者会議議長が挨拶。福井委員長は「新しいことをするにはとても勇気が必要ですが、70周年というこの節目に勇気ある一歩を踏み出せるよう、過去に囚われすぎず考え、工夫して、参加できない人の為にもなるようなものを発信できる全国大会にしていきましょう」と呼びかけました。また、奥山議長からは「思い通りに進まないというのは、成功に至るために必要なプロセスだと思いますので、怖がらずにやりましょう。過去のベースは変えずに、ほんの少しでも一味プラスすれば、そこに個性が生まれます。小さくとも味のある青年部にしていきましょう」と呼びかけました。

福井委員長 奥山議長

  まず、松尾拓二淡交会総本部事務局次長兼組織部部長より、淡交会青年部第16回全国大会についての報告がありました。続いて、協議事項として令和元年度青年部会員数と会員拡大について長谷川義翁淡交会常任理事兼総本部事務局長より現状報告が行われた後、小泉敏美全国委員(富士青年部)、冨岡真典全国委員補(広島第一青年部)、井上公之全国委員(唐津青年部)より各エリアでの会員拡大に関する取組みについて事例発表があり、その後、全体で意見交換を行いました。

長谷川常任理事

小泉全国委員 冨岡全国委員補 井上全国委員


◇全国代表者会議・ブロック代表者会議
  午後2時より、全国委員・全国委員補、全国の青年部部長ら計207名が出席して代表者会議を開催しました。

  冒頭、挨拶に立たれた家元は「全国大会こそ、誰かと出会うのはいいものだと感じてもらえる機会ではないでしょうか。人と交流することで刺激を受け、次世代は何を望んでいるのかを読み取る力を、互いに触れ合うことで強化していく。入会当時の自分を思い出して、自分の正直な思いを伝えて、青年部会員たちから話を聞いてみてください」と激励されました。


  会議では、まずこの1年間、宗家・総本部に出向し研修を行ってきた第32期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修の修了式が行われました。

藤田曜子 代表幹事による謝辞

  次に、野口耕一淡交会専務理事より宗家・総本部報告、小市真由美副委員長より全国委員会報告が行われました。

野口専務理事 小市副委員長

  続いて、松尾事務局次長より淡交会青年部第16回全国大会について説明が行われた後、第16回全国大会実行委員会の各部会長より情報提供と意気込みが語られ、1日目の会議を終えました。

松尾事務局次長

宮川寛隆 第1部会長 小市真由美 第2部会長 白石英司 第3部会長

高玉美穂 第4部会長 金ヶ崎政伸 第5部会長

  夕刻には懇親夕食会が開かれ、参加者は宗家を囲んで和やかに交流を深めました。

行松宏展直前委員長による乾杯

  2日目は、まずブロック代表者による事例発表を行いました。スライドも交え、熱意あふれる報告がされました。
  ・「ブロック間交流報告」(正副役員 白石英司副議長)
  ・「リーダー育成事業」(北陸信越ブロック 安カ川英吏子ブロック長)
  ・「新規事業への取り組み」(関東第一ブロック 木下 晃ブロック長)
  ・「青年部育成委員会」(関東第三ブロック 小市真由美ブロック長、中部中国ブロック 鶴岡美保ブロック長)
  ・「災害支援事業報告」(東北ブロック 金ヶ崎政伸ブロック長、東中国ブロック 森本憲司ブロック長)

正副役員 白石副議長 北陸信越 安カ川ブロック長 関東第一 木下ブロック長

関東第三 小市ブロック長 中部中国 鶴岡ブロック長

東北 金ヶ崎ブロック長 東中国 森本ブロック長

  続いて、グループに分かれ、下記の5つのテーマから2つのテーマを選んで、討議を行いました。
  この1年間の経験をもとに活発な話し合いが行われた後、8グループより発表がありました。
  1.「リーダー育成について」
  2.「魅力的な青年部行事とは」
  3.「親支部の協力(推薦)を得るためには」
  4.「支部・学校茶道との連携について」
  5.「卒業以外の退会者を減らす取り組み(現状と対応)」


愛知第二 内田陽子君 石川 織田 聡君 岩手南 諏訪木 敦君

西大寺 藤田尚美君 長崎 町田京子君 福山 高田知佳君

石川南 行松明美君 備北 小林由佳君

  最後に、宮川副委員長の謝辞、野口専務理事が主催者を代表して閉会の挨拶を行い、2日間の全てのプログラムを終了しました。

宮川副委員長 謝辞