裏千家学園 秋の「体験入学」




  11月16日(土)、裏千家学園茶道専門学校(学校長:千 宗室家元)では、来年度の入学志望者を対象とした「体験入学」を開催しました。本年度2回目となる今回は、全国各地からの22名の参加に加え、引率者3名が傍聴参加しました。
  プログラムには今日庵業躰部(裏千家学園講師)による講義や実技指導のほか、在校生との交流や入学相談、学生寮の見学が組み込まれ、参加者には出願前に学園生活を"広く浅く"知っていただく機会となりました。

  参加者は午前10時からの受付を済ませると、在校生の案内により待合へ移動、開校式までのひとときを火鉢を囲み歓談しながら過ごしました。


開校式までのひととき(待合)


  開校式では、長谷川義翁裏千家学園事務長が挨拶、続く授業体験では在校生による模擬授業(実技)の様子を見学。呈茶の後、今日庵業躰部の松井宗豊裏千家学園講師による割稽古の指導がなされました。


開校式(長谷川事務長挨拶)


模擬授業(実技)の見学


  食堂での昼食は参加者と在校生が同席して交流、食事をしながらの会話ですっかりと打ち解けた様子でした。


昼食を取りながら在校生と交流


  昼食後は、志望コース毎にグループ分けがなされ、在校生の案内で茶室や露地、講義教室、厨房等の施設見学がなされました。


施設見学(露地にて)


施設見学(教室前の廊下で)


  午後には松井講師による「口切りと茶壷」の講義があり、茶の歴史や種類、製造工程についての理解を深めるとともに、実際に碾茶を石臼で挽く体験をしました。


模擬授業 講義「口切りと茶壷」


  その後、在校生が制作した学園生活のスライドショーが上映され、日頃の授業風景、校外での活動、寮生活等が紹介されました。多くの質問が寄せられる着物については、在校生が着ている紋付・小紋・紬などさまざまな種類を例に説明。合わせて登校時の服装や小物類、講義時の服装等も紹介されました。




服装についての説明


  これらの紹介内容をふまえ、参加者と在校生、教職員が志望コース別のグループで輪になって入学相談の時間が設けられ質疑応答が活発に行われました。


入学相談


  閉校式では、長谷川事務長から参加者代表へ「参加証」と記念品が授与された後に挨拶、続いて松井講師が講評を述べ閉会しました。


閉校式


  閉校式後の希望者を対象とした学生寮見学にも全員が参加、男子寮、女子寮に分かれて見学し、全日程を終了しました。


学生寮見学(寺之内和心寮)


  裏千家学園では平成26年度入学願書を受け付け中です。詳細はこちらをご覧ください。
春の体験入学(6月)の様子はこちらをご覧ください。