令和3年 新春展

「裏千家の茶室建築 −重要文化財裏千家住宅及び茶室 保存修理工事竣工記念−

【会 期】1月7日(木)〜3月31日(水)

  • 【前期】1月7日(木)〜2月14日(日)
  • 【後期】2月17日(水)〜3月31日(水)
  • ※新型コロナウイルス感染症の流行状況により、
    会期を変更する可能性があります。

開館時間

午前9時30分〜午後4時30分

(入館は午後4時まで)

休館日

月曜日(ただし、1月11日は開館)、第1・3火曜日

入館料

一般700円、大学生400円、中高生300円

小学生以下ならびにメンバーシップ校の方は無料

呈茶

前日までの事前予約制(要別途入館料・平日限定)

一般500円、小学生以下300円、学生証提示により300円

内容

※出陳作品目録はこちら

令和2年夏、今日庵(こんにちあん)や又隠(ゆういん)といった茶室群を含む裏千家住宅(国指定重要文化財)の保存修理工事が竣工しました。約150年ぶりに行われた大規模な修復工事は8年に及びます。

裏千家においては、千家3代宗旦が隠居する際、今日庵を構えたのが茶家としての始まりです。裏千家の代名詞でもある今日庵、そして又隠、寒雲亭(かんうんてい)は宗旦の遺蹟として名高い茶室です。

裏千家9代不見斎の時代、天明8年(1788)に起きた天明の大火に罹災したものの、翌年には又隠や寒雲亭等が修復され、利休200年忌の茶事が執り行われています。その後、11代玄々斎の時代には大規模な増改築が行われ、現在の構造が大方完成したと考えられています。

本展では、狩野探幽筆と伝わる寒雲亭襖絵などの茶室に関係する作品や、江戸時代の屋敷図面、裏千家茶室に関する文献史料を通じてその歴史を紹介します。そして、歴代家元が敷地内の樹木を用いて制作した茶道具や、11代玄々斎の時代に庭内に存在した御庭焼などの作品展示を通して、裏千家の全容をご覧いただきます。また、今般行われた保存修理工事の様子もご紹介します。

主な出品作品

「今日」元伯宗旦筆

横物「邂逅比丘不期明日」元伯宗旦筆

寒雲亭襖絵 狩野探幽筆

黒楽「今日庵」文字文茶碗
樂道入作

赤茶碗銘三遊(御庭焼)
一如斎作

庭梅香合 認得斎好
7代中村宗哲作

松茶杓 銘長寿友
玄々斎作

銀杏茶杓 無限斎作

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