青年部九州ブロック35周年記念会員大会

若宗匠が列席され、盛大に開催
本土復帰30年を記念する沖縄で


  淡交会青年部九州ブロックは、2月15・16日の2日間、千 宗之若宗匠を迎え35周年記念会員大会を開催しました。 沖縄都ホテルを会場に、15日に懇親会、16日に記念式典ならびに千 宗之若宗匠の記念講演会。
  淡交会青年部は全国を16ブロックに分け373の単位青年部を擁し、九州ブロックには九州と沖縄、奄美諸島をカバーする50の青年部があります。 その35周年を記念した行事を、本土復帰30年となる沖縄で開催することとなりました。
  16日午前10時からの記念式典には、淡交会九州地区内の各支部の役員をはじめ、青年部の朝田善三全国委員会委員長、 荒井一雄全国代表者会議議長はじめブロック内の会員ら約300人が参加。
  若宗匠の挨拶、来賓の祝辞の後、歴代ブロック長に松隈隆和現ブロック長から感謝状を贈呈。 親先生や先輩方に感謝し共に節目を祝い、さらなる歩みを誓って式典を終了しました。
  引き続いて、若宗匠の記念講演会。
  若宗匠は、青年部の充実発展のためには入会者を規制せず広く門戸開放するよう訴えられ、 さらに「人生という反物は、いつの時代でもゆるがせにできない普遍的な真実を縦糸に、時代や地域の特色、 個人の個性を横糸に織り上がっていくもの。現代は、普遍であるべきものが軽んじられていはしないかと危惧している。 自分に対する責任感・人に対する優しさをなくしていないか。今こそ自分を支えるつっかい棒である縦糸が大切であり、 茶道の持つ役割、青年部会員に求められているものは大きい」と語りかけられました。
  また、16日には、茶席二席ー濃茶席(九州ブロック担当)と立礼席(沖縄支部青年部担当)が懸けられ、 いずれも節目にふさわしく参加者が歓談し和やかな席でした。


記念式典風景 千 宗之若宗匠の記念講演会


記念茶会(濃茶席) 記念茶会(薄茶席)