千 玄室大宗匠 韓国・中央大学校にて特別講演




  千 玄室大宗匠は本年8月中央大学校の文学博士号を取得、これを受けて、同校の招聘により11月3日より7日まで訪韓、11月5日「日本茶道における理想世界の具現方式」をテーマに特別講演をされ、日本研究科の学生約150名が熱心に聴講いたしました。講演後、呈茶並びに質疑応答が行なわれました。


会場には立礼席が設えられ、庄司宗健氏の点前により聴講の学生全員に呈茶が行なわれました。


  同日夕、淡交会ソウル協会主催による「大宗匠文学博士号取得並びに博士論文出版記念祝賀会」が新羅ホテルのダイナスティールームで開催されました。
  淡交会ソウル協会会長 蔡熙秉氏がお祝いの挨拶の後、日本国大使館特命全権大使 重家俊範ご夫妻、アラブ首長国連邦大使 アブドラ・モハメッド・アルマーイナご夫妻、中央大学校副総長 黄潤元氏、日韓親善協会中央会会長 金主漢氏、国際ロータリー理事 呉在m氏など来賓を紹介。続いて重家大使、黄副総長と大宗匠の論文審査による博士号取得の快挙に賞賛の挨拶が続きました。
  その後、イタリア国立の音楽院を卒業したソプラノの金女史、テノールの権氏の祝歌に会場の約200名が酔いしれ、大宗匠を囲んで和やかな宴が続きました。


祝辞を述べられる重家俊範大使


淡交会ソウル協会、プサン協会よりお祝いの花束贈呈


  11月6日、大使公邸にて大使主催の茶会と昼食会が開催されました。
  大宗匠をはじめ韓昇洙大韓民国国務総理夫人、柳明桓外通部夫人、孔魯明元外務部長官ご夫妻、金容雲韓日文化交流会議委員長、俳優の朴正淑女史などが招待されました。大宗匠のお点前、高橋妙子公使の半東で始まった茶会ではやや緊張気味で一碗を喫された招待客でしたが、大宗匠のお話に緊張も解けたようで和やかな席となりました。


正客に韓昇洙国務総理夫人、次客に柳明桓外通部夫人


重家俊範大使ご夫妻俳優の朴正淑女史