千 玄室大宗匠、韓国・中央大学にて特別講演




  千 玄室大宗匠は、早や秋めいた10月6日から8日まで韓国を訪問され、7日にソウルの中央大学校にて「現代世界と茶道の精神」と題する特別講演を行われました。

  特別講演は、同校の客員教授を努められている大宗匠が毎年訪韓して行われているもので、朴銓烈・中央大学日韓文化研究院院長の意向により、講演は中央大学の研究者、学生だけでなく、広く学外の研究者にも公開されました。

  講演に先立ち、大宗匠は、朴命洙・大学総長、朴銓烈・韓日文化研究院院長、孫順玉・外国語学部日本語学科教授、任榮哲・文学部日本文学科教授等大学関係者、大澤 勉・在韓国日本国大使館公使・公報文化院院長と面談、中央大学の将来のビジョンから「冬のソナタ」まで多岐にわたる話題で和やかに面談を進められました。


訪韓中に大宗匠は高野紀元駐韓
日本国大使に表敬訪問されました
朴命洙・中央大学総長と面談される大宗匠



  続いて千 玄室大宗匠は講演会に臨まれ、『現代世界と茶道の精神』のテーマのもと、アートホール大劇場にて1時間にわたり講演されました。500人を超える聴衆は、日本と韓国の間の熱い交流を物語るかのように、大宗匠の講演を熱心に聴講しました。
  講演の後には、茶道デモンストレーションが行われ、また大劇場2階ロビーでは裏千家ソウル出張所社中により呈茶も行われるなど、日本の茶道が総合的に紹介される1日となりました。




講演の後、裏千家ソウル出張所社中により茶道デモンストレーションが おこなわれました。