ハワイ大学茶道部・同志社大学茶道部 交流事業




  令和2年2月19日(水)から25日(火)、ハワイにおいてハワイ大学茶道部と同志社大学茶道部の交流事業が行われました。
  両大学茶道部はともに千 玄室大宗匠にゆかりの深いクラブであり、永年熱心な活動をしていることから今回の交流事業が実現しました。

 ◇歓迎夕食会
  19日(水)、両大学の学生はプリンスワイキキホテルに参集し、歓迎夕食会が行われました。
  大宗匠が歓迎のことばを述べられるとともに、ハワイ大学茶道部 ジョーダン・カネミツ部長並びに同志社大学 山本眞太郎前幹事長より挨拶。
  学生は大宗匠を囲んで歓談し、互いに交流を深めました。



 ◇ハワイ大学茶道授業見学・大宗匠ご講義
20日(木)、ハワイ大学内茶室「寂庵」にて正課の茶道授業を見学しました。




  午後、大宗匠はハワイ大学内にて「Spirit of Way of Tea」と題し講義。

ご自身の経験をもとに侘、寂の精神についてわかりやすく話され、聴講した学生は熱心に聞き入っていました。



 ◇交歓茶会 亭主:ハワイ大学茶道部
  22日(土)、「寂庵」においてハワイ大学茶道部が亭主となり、交歓茶会が催されました。
  招かれた同志社大学茶道部の学生はハワイの趣向が凝らされた一席を囲み、初めて目にする海外での茶道に刺激を受けた様子でした。



 ◇交歓茶会 亭主:同志社大学茶道部
  23日(日)、裏千家ハワイ出張所内の茶室「汎洋庵」にて同志社大学茶道部が亭主となり、ハワイ大学茶道部学生並びにOB・OGらをもてなしました。
  学生はこの日のために日本から持参した道具を用い、普段の活動の様子などを紹介しました。



  夕刻からはハレクラニホテルにおいて大宗匠主催の晩餐会が開催され、デービッド・ラスナー ハワイ大学学長、八田英二 学校法人同志社総長兼理事長、ジョージ・有吉元ハワイ州知事夫妻、アンダーソン・サットン アジア太平洋研究学部長、ロニー・カーライル 日本研究センター長、デニス・オガワ 淡交会ハワイ協会会長はじめ多数の来賓、両大学学生等約70名が出席しました。

デービッド・ラスナー学長

八田英二総長兼理事長ジョージ・有吉元州知事


  また、席上にて今回の交流事業を記念して文化交流協定の締結式が行われ、両クラブの代表者並びに大宗匠、両大学学長がサインをしました。この協定は今回の交流で結んだ両クラブの絆をもとに、協力して茶道文化を広めていくためのものであり、今後の両大学茶道部の一層の活躍が期待されます。