千 玄室大宗匠、「ESDに関するユネスコ世界会議」にて茶会




  平成26年11月10日(月)、名古屋市の名古屋国際会議場において、日本政府とユネスコの共催により「ESD(持続可能な開発のための教育)に関するユネスコ世界会議」が開催されました。 

  世界約100か国から閣僚級の代表など1,000人以上が参加し、同日の開会式には、皇太子・同妃両殿下もご臨席されるなど、国連・ユネスコや日本政府にとって大変重要な会議です。

  ユネスコ親善大使である千 玄室大宗匠は、主催者の要請に応えられ、10日 午後1時から、各国代表が出席する「ハイレベル円卓会議」の前に、同円卓会議会場で、自らの点前で一碗のおもてなしをされました。

  イリーナ・ボコバ ユネスコ事務局長、下村博文 文部科学大臣、ローザ・ オトゥンバエヴァ キルギスタン共和国前大統領はじめ出席の各国代表者は、茶道の和敬清寂の精神やお茶の効用について、また「一碗からピースフルネスを」のこころで世界平和や教育の充実を願う大宗匠の言葉に耳を傾けられるとともに、もてなしの一服を楽しまれました。

  この茶会では、多くの各国代表に短時間で呈茶をするため、東海エリア在住の裏千家インターナショナルアソシエーション(UIA)会員と、みどり会生(裏千家学園別科外国人研修コース)が手伝いに参加しました。


     (奥)下村 文部科学大臣
     (手前)オトゥンバエヴァ
          キルギスタン共和国前大統領
ボコバ ユネスコ事務局長