千 宗室家元 国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域会議にて、
野田佳彦内閣総理大臣、フアン・ソマビア ILO事務局長ご一行に呈茶




  12月4日(日)、国立京都国際会館において第15回国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域会議が開催され、千 宗室家元は、野田佳彦内閣総理大臣、フアン・ソマビア ILO事務局長、ジョゼ・ルイス・グテレス 東チモール副首相、アハマド・ムハンマド・ラックマン アラブ労働機構事務局長、山本幸子ILOアジア太平洋地域総局長を一碗でもてなされました。

  ILOは、労働、雇用条件に関する諸問題の改善に取り組む国連機関で、日本での本会議の開催は43年ぶりとなります。アジア太平洋、中東の40ヵ国以上から政府や労使の代表が集まり、地域内の労働、雇用問題について議論がなされました。


家元の一碗を喫される野田首相


  家元は、会議開催に先立って設けられた茶席にて、国内外の様々な課題に取り組まれている野田首相はじめご一行に明るい前途を象徴する道具組でもてなされ、一つひとつを丁寧に説明されました。また、抹茶の製法や茶炭などについても解説され、参加者は興味深く聞き入りました。


家元の説明に耳を傾けるソマビアILO事務総長


  ソマビアILO事務局長は、「お茶のクオリティも素晴らしいですが、お家元のお点前で頂くとさらに美味しく感じられます」と和やかなひとときへの謝辞を述べられました。

  野田首相はじめご一行は、その後開会式や基調演説に臨まれるなど、7日(水)までの様々なスケジュールをこなされました。