葵祭 斎王代御禊の儀




  千 宗室家元夫妻の長女・万紀子様には、本年の葵祭の斎王代をつとめられます。5月15日に行われる本祭を前に、5月4日、万紀子様は賀茂(かも)御祖(みおや)神社(下鴨神社)にて御禊(みそぎ)の儀に臨まれました。
  この儀式は、昭和31年(1956)に葵祭斎王代列が復興されて以来、毎年本祭にさきがけて下鴨神社と上賀茂神社の隔年交代で斎行されるものです。

  京都御所参内殿にて十二単を装われた万紀子様は、本祭で斎王代列に加わられる方々とともに下鴨神社へ。神職の先導で厳かな雅楽の調べとともに参進され、千 玄室大宗匠、家元夫妻、伊住弘美様はじめ大勢の参列者に見守られるなか、清らかな御手洗(みたらし)池の水に手をひたして御禊をされました。
  無事に儀式を終えられた万紀子様は、「大勢の方がいらして、驚きました。失礼の無いように、体調をととのえて本祭に臨ませていただきたいと思います」と感想を語られました。


京都御所参内殿にてご両親と





御手洗川に()(ぐし)を流す



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