第3回和の学校シンポジウム
〜日本の文化を次代に伝える〜




  平成16年に設立されたNPO法人和の学校(伊住弘美理事長)は、日本の文化とこころを次の世代に伝えるためにさまざまな活動をしています。
  遊びを通じて日本文化の原点を体験する「あそび塾」や、日本文化の本来の意味やいわれなどを学ぶ「こころ塾」を開催、それらの講師を学校や企業に派遣し、また日本文化に関する情報をインターネットで配信しています。

  平成20年9月6日、大阪市の御堂会館において「第3回和の学校シンポジウム〜日本の文化を次代に伝える〜」(主催:NPO法人和の学校、読売新聞社)が開催されました。
  第1部では、約900人の参加者を前に、千 宗室家元が先人への感謝の想いをこめて一碗を捧げられる「お茶湯の儀」を披露されました。


伊住理事長挨拶 お茶湯の儀


  第2部は大蔵流茂山千五郎家による狂言「二人袴」の上演、また第3部のパネルディスカッションでは、池坊由紀氏(華道家元池坊次期家元)、川勝平太氏(静岡文化芸術大学学長)、仁志田博司氏(東京女子医科大学名誉教授)、桂文我氏(落語家)がパネリストとして登壇。コーディネーターの宮崎緑氏(千葉商科大学教授)の進行で、「日本の文化と心をいかにして次世代に伝えていくか」をテーマに、文化とは何か、生活の中で何をどのように実践すれば伝わるのかなどについての意見交換が行われました。


狂言「二人袴」 「和の学校」の行事をパネル展示


パネルディスカッション