長谷川等伯筆「松林図屏風」(複製)が裏千家へ寄贈




  財団法人京都国際文化交流財団とキヤノン株式会社が推進している「文化財未来継承プロジェクト」(綴プロジェクト)により、「松林図屏風」(長谷川等伯筆)のデジタル技術による高精細複製品がこのほど、裏千家に寄贈されることになり、贈呈式が行われました。

  原作品は、東京国立博物館所蔵で国宝、六曲一双の屏風で、等伯の代表作として知られています。
  「綴プロジェクト」は、日本に伝わる貴重な文化財をデジタル技術によって記録・複製し、オリジナル作品の劣化を防止するとともに文化財の未来への継承を確実に行おうとする試み。千玄室大宗匠は、本プロジェクトの総監修を務められています。
  10月29日午前11時、茶道資料館1階ホールにおいて、大宗匠が、同財団の可児達志理事長より目録を受けられました。