千玄室大宗匠、「生涯学習大賞」を受賞
国際交流等の進展に寄与された大宗匠夫妻の功績を高く評価




  千 玄室大宗匠は、このたび京都府亀岡市の第5回「生涯学習賞」の生涯学習大賞「石田梅岩賞」を、亡き登三子夫人とともに受けられました。
  3月25日、亀岡市内のガレリアかめおかで贈呈式が行われ、大宗匠に栗山正隆市長から大賞が贈呈されました。

  亀岡市は、全国に誇れる生涯学習都市を目指し、"生きる喜びと明るく豊かなまちに住む喜びの持てる亀岡"を推進しており、生涯学習の振興に貢献した個人、団体を表彰。毎年全国から寄せられる推薦状をもとに、市が選考委員会(委員長・上田正昭京都大名誉教授)を設けて受賞者を決定しています。

  大宗匠夫妻は、受賞理由として、茶道を通じ世界平和と日本文化の発信に長年尽力、伝統文化の継承と発展に大きく貢献されるとともに、その取り組みが生涯学習の観点からも高い評価を受けました。
  なお、登三子夫人は、平成2年(1990年)に財団法人生涯学習かめおか財団が設立された際、初代理事長として就任、現在、大宗匠が理事長を務められています。




  贈呈式の後、大宗匠が「茶の心」と題して記念講演。「一碗からピースフルネスを」の理念をもって歩まれたご自身のライフワークを顧みられ、「一服の茶を勧め合うことが互いの心にゆとりと豊かさを生み出し、ひいては平和につながる」と語り、聴衆に深い感銘をもたらしました。