千 玄室大宗匠、「国際ロータリー栄誉賞」を受賞



国際ロータリー グレン・エステス会長
より栄誉賞の授与を受けられる大宗匠


千 玄室大宗匠は、このたび166か国のロータリークラブの連合体「国際ロータリー」より「国際ロータリー栄誉賞」を受けられました。


  今回の受賞は、「一碗からピースフルネスを」にこめられた茶道のもつ平和理念のもと、茶道文化使節・親善使節として世界62カ国を250回以上歴訪し、茶道の紹介普及を通じて、平和な世界の実現のために貢献されてきたことが、高く評価されたものです。大宗匠のほか、オランダ王国のベアトリクス女王、モロッコ王国のモハメド6世国王、エストニア共和国のアルノルド・リューテル大統領及びアメリカ合衆国のローラ・ブッシュ大統領夫人の4名が受賞されることになっています。

  1990年に創設された「国際ロータリー栄誉賞」は、各国元首や大統領などに授与されてきたもので、ロータリーの目指す健全な国家・地域社会建設のための貢献に対する賞。国際ロータリーの元理事で、ロータリー日本財団理事長である千 玄室大宗匠は、ロータリアンとしての初受賞になりました。これまで、アメリカ合衆国のレーガン大統領など歴代大統領、アナン国連事務総長、ドイツ連邦共和国のコール首相、ソ連のゴルバチョフ大統領などが受賞しており、日本人では、橋本龍太郎元首相が1996〜1997年度に受賞されて以来二人目となります。


受賞後、挨拶される大宗匠


  授賞式は、4月30日、東京・新高輪プリンスホテルにおいて開催された「国際ロータリー グレン・エステス会長主催ロータリー100周年祝賀日本会議」の席上行われました。
  大宗匠は受賞にあたり、「平和と幸福のため国内外の人々にお茶を捧げてきました。生ある限り世界平和に尽くしたい」と語られました。