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浄光妙登大姉7回忌
擔泉斎月澗宗晃居士3回忌
合同法要・追善茶会・偲ぶ会

故人の面影を慕い遺徳を偲んで

  柔らかな陽光注ぐ3月9日、浄光妙登大姉7回忌と、擔泉斎月澗宗晃居士3回忌の合同法要・追善茶会が京都市北区の大徳寺において営まれました。


■合同法要
一碗を供えられる大宗匠 家元


  午前9時半から聚光院本堂において行われた法要は、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻、伊住弘美夫人、親族はじめ、生前お二人と親交のあった各界の方々、裏千家同門社中ら約300人が参列。
大宗匠、家元が一碗を供えられた後、聚光院住職の小野澤虎洞老師を導師に読経が続き、参列者が順に焼香、故人を偲び静かに合掌しました。




挨拶される大宗匠 墓前法要


  最後に、大宗匠が挨拶され、「3月9日は妻の7回忌、2月2日には次男政和の3回忌を迎え、時の流れの早さをしみじみと実感しています。本日、皆様のご参列を得て、母と子合同で法要を営むことができ、どんなにか喜んでいることでしょう」と御礼の言葉を述べられました。





■追善茶会
  追善茶会は、大徳寺山内に5席設けられました。各席ともお二人ゆかりの取り合わせで、参席した約800人はその面影を偲び、和やかに一碗を喫していました。

●今日庵席 (於 総見院)

  向床には浄光妙登大姉筆「春風千里」、額・擔泉斎句「カステラに埋もれて雨の思案橋」が荘られて

●業躰席  (於 三玄院) ●萠友会席  (於 高桐院)

●菫陽会席  (於 黄梅院) ●志倶会席  (於 芳春院)





■偲ぶ会


  午後5時20分より京都ホテルオークラにおいて偲ぶ会が催されました。
出席した約350人が白い花を手に入場し、お二人の遺影に献花。
大宗匠、伊住弘美夫人の挨拶の後、作家・上坂冬子氏、俳優・辰巳琢郎氏より、それぞれに語り尽くせない故人の想い出を披瀝する「偲びことば」、千 明史様・敬史様、伊住公一朗様・禮次朗様よりワインの献杯、続いて、衆議院議長・河野洋平氏より黙杯が捧げられました。



  挨拶される伊住弘美夫人


上坂氏 辰巳氏 河野氏


挨拶される家元


  終宴にあたり、家元が挨拶され、「母と弟の遺影を前にし、いるべきでない2人がどうしてそこにいるのかという未だ信じられない気持ちです。これから先、2人ならどうやって私の背中を押し手をひいてくれるだろうかと思いながら、自信を持ってこの道を歩んでいきたい」と話され、御礼の言葉を述べられました。


思い出の家族写真のパネル展示


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