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納屋宗淡宗匠 本葬・告別式
大徳寺本坊で4,000人が別れを惜しむ

  10月14日に逝去された納屋宗淡宗匠(清龍院玄中宗淡居士)の本葬・告別式が、28日、京都市北区紫野にある大徳寺本坊で営まれ、親交のあった政治・経済・文化・スポーツなど各界の方々、裏千家同門社中、市民ら約4,000人が参列、故人の冥福を祈りました。





  葬儀・告別式は、正午より執り行われました。
  千 玄室大宗匠、千 宗室家元、親族、遺族が着座され、僧侶方が入堂、高田明浦大徳寺管長が大導師を務められて開式。大宗匠が茶湯の儀を行われ、遺影に一碗を捧げられました。
  葬儀委員長を務められた稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)の式辞、ポルトガル共和国ジョルジュ・サンパイオ大統領の弔意メッセージをマヌエル・レイテ駐日ポルトガル大使が代読された後、レイテ大使、山田啓二京都府知事、桝本頼兼京都市長、友人代表の福井正憲福寿園社長が弔辞を述べられ、卓越したリーダーシップをもって成し遂げられた功績を称えるとともに、「納屋さん」と親しまれた温厚な人柄を偲び、参列者の涙を誘いました。


大宗匠によるお茶湯の儀

稲盛氏の式辞 駐日ポルトガル大使より弔辞


  小泉純一郎内閣総理大臣、河野洋平衆議院議長はじめ内外の各界より約1800通を超える弔電の一部が披露。読経の後、大導師明浦管長より下火(あこ)が唱えられ「喝」の一喝、宗淡居士は静かに旅立たれました。
  最後に、喪主の眞美子夫人、長男嘉人氏(淡交会理事・淡交社社長)より御礼の挨拶。
  読経の中、参列者の焼香が始まりました。大徳寺境内から北大路への長い列は、永遠の別れを惜しむように途切れなく続いていました。


参列された宗家・遺族方 大導師より下火

挨拶される眞美子夫人 立礼される遺族・宗家方








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