第十六代家元継承記念行事
明治神宮において奉告献茶式、記念茶会


  5月26日、坐忘斎宗匠の第十六代家元継承奉告献茶式が、京都・平安神宮に続いて、明治神宮において執り行われました。
  鵬雲斎大宗匠、千 容子家元夫人、ご親族、今日庵老分・顧問、東日本各地の淡交会支部役員、ハワイ協会会員はじめ約500人が参列。








  午前10時、開式を告げる報鼓が厳かに拝殿に響き渡りました。祝詞奏上、御菓子が奉られた後、献茶の儀。
坐忘斎家元が点前座に進まれ、献炭に続いて、濃茶、薄茶を謹点され、祭神の明治天皇、昭憲皇太后に奉献、家元継承を奉告されました。
  玉串拝礼は、家元、大宗匠、容子家元夫人、参列者を代表して内海 倫氏(今日庵顧問・淡交会理事)、本庄八郎氏(今日庵老分・淡交会理事)より。斎主一拝の後、再び報鼓が打ちならされ、儀式は滞りなく終了しました。
          玉串を捧げられる容子家元夫人









  26日午後5時半からは、ホテルニューオータニにおいて懇親会が行われ、家元継承を祝して約850人の招待客らが和やかに歓談されました。


     米国・中東歴訪から帰国されたばかりの小泉純一郎内閣総理大臣も列席され、「茶道の伝統文化を世界に広めてほしい」と挨拶されました。
  懇親会では、威勢よく鏡開きが行われたほか、家元は各テーブルを廻られ、参加者と記念撮影に応じられました。

  また明治神宮では26・27日の2日間、記念茶会が催され、今日庵席、納屋宗淡席、業躰席、老分・顧問席、参事席、直門席の6席が設けられ、主に東日本の同門社中ら約1600人が参会。


今日庵席 (桃林荘)




納屋宗淡席(神楽殿) 業躰席(神宮会館)


老分・顧問席(隔雲亭) 参事席(文化館)


直門席(本殿回廊)


広い境内は循環バスで移動