第29回秋期講習会
―修道への志を大切に―




  10月6日から8日までの3日間、宗家において第29回秋期講習会が開催されました。
  初日は午前8時40分より茶道会館にて開講式。千 宗室家元は、「知りたいことを手に入れるためには足を踏み出さなければなりません。自分に足りないものを得ようとする志を大切に、自分というノートのまっさらなページに書き込むつもりで稽古に励んでください」と励ましの言葉を贈られました。
  受講者を代表して田中宗慶氏(香川支部)が誓いの言葉を述べた後、実技講習が始まりました。


誓いの言葉 家元講話


  講習会では初日夕刻、家元が講話されたほか、業躰方の指導のもと3日間で小習事、四ヶ伝、花月が行われ、熱心に稽古に励みました。

  最終日の8日午後3時からの閉講式では、千 玄室大宗匠が受講者代表の長野宗喜氏(旭川支部)に修了証を、堤宗智氏(大阪北支部)に学校茶道教授者適格証を授与。大宗匠は「自ら求める心を持つことが大切。三日間、精一杯努力したという気持ちを持ち帰って、また心新たに精進していただきたい」と挨拶されました。
  最後に受講者を代表して植松宗輝氏(浜松支部)が謝辞を述べ講習会は修了。3日間の実り多き修道を振り返りつつ宗家を後にしました。


修了証の拝受 学校茶道教授者適格証の拝受


大宗匠挨拶 受講者代表の謝辞