第27回秋期講習会
心身の構えを崩さず精励




誓いのことば


  10月3〜5日の3日間、宗家において秋期講習会が開講され、日本各地をはじめサンフランシスコからも参加し、63人が受講。
  初日午前9時より茶道会館において開講式が行われました。
  千 宗室家元は挨拶で、心構えと覚悟について話され、「この期間中、心と体を崩さないという覚悟をもてば、3日間もあるという気持ちで臨めるでしょう」と修道に臨む姿勢を示されました。鈴木宗富氏(淡交会東京第五東支部)が誓いのことばを述べ精励を誓いました。
  開講式の後、早速講習が始まりました。3日間で基本点前から小習事・四ヶ伝・花月の実技講習が行われ、秋涼の爽やかさの中、受講生たちは時間を惜しむように皆真剣にそれぞれの場に臨んでいました。







  閉講式は5日午後3時より。
  家元より、服部宗李氏(佐賀支部)に修了証を、青木宗恵氏(東京第四東支部)に学校茶道教授者適格証を授与。
  家元は「ここで学んだことは自分という器が大きくなるきっかけになればと願います。今後は日々是好日というつもりで研鑽を重ねていってください」とはなむけの言葉を贈られました。
  それを受けて、秋山宗久氏(東京第三東支部)が答辞を述べ、講習は無事修了。受講者たちの清々しい顔がそこで得たものの大きさを物語っているようでした。


修了証授与

謝辞を受けられる家元