第40回裏千家青年講習会開催
(第20期L・T研修 第4回研修)


  7月13日(金)〜15日(日)の3日間、宗家・茶道会館・裏千家学園を教場として、本年で40回を数える裏千家青年講習会を開催しました。梅雨に加え台風4号の影響もあり連日空模様が心配されましたが、83名の青年部会員は熱心に講習に臨みました。




  13日利休御祖堂参拝後、午前9時より千 宗室家元出席のもと、茶道会館において開講式を執り行いました。
  家元は挨拶で「緊張感の中での三日間、自分の学ぶべきことがスムーズに入る姿勢を作っていってください。ここに来るまでに背負ってきたものは一旦下ろし、稽古場では総てが得難い機会だと思い、自分の背中を積極的に押して臨んでください」と激励されました。
  また、新潟支部とき青年部の赤羽宗寛さんが受講者を代表して誓いのことばを述べました。




  開講式終了後には、家元に受講生一人一人が挨拶をし、早速各班に分かれ講習に入りました。




  初日夕刻には、鷹ヶ峰のしょうざんに場所を移し、懇親夕食会を行いました。
また、宿舎帰着後には、「居心地の良い青年部づくりについて」と題して、班毎にグループディスカッションを行いました。




  最終日午後3時より家元出席のもと閉講式を執り行いました。まず、受講者を代表して中越支部中越青年部の加藤宗都さんに修了証が授与されました。
  続いて家元より「この道の修行は覚悟をもって研鑽するものですが、目の前にあることをこなしていけば必ずたどり着けます。毎日は多くの一期一会の積み重ねですから、それぞれの歩幅で上手に向き合っていってください」と、はなむけの言葉を贈られました。
  最後に、竹原支部わかたけ青年部の好中宗智さんが、貴重な機会を得たことに対しての謝意とともに、この講習会で学んだことをこれから茶道の修練と青年部活動に活かしていきたいと謝辞を述べ閉会となりました。




  本講習会は第20期L・T出向員の第4回研修も兼ねており、出向員は自主的な活動として開講前日のオリエンテーション前に受講者への呈茶を行うなど積極的に取り組みました。出向員の次回研修は、9月に裏千家学園での単独研修を予定しています。