第39回 裏千家青年講習会
(第19期 L・T出向員 第2回研修)




  3月19日(日)〜21日(火)の3日間、宗家・茶道会館・裏千家学園を教場として、裏千家青年講習会を開催しました。この講習会は、今回で39回を数え裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材育成を目的として、家元が年1回特別に宗家の教場を開放されるもので、炉・風炉の時期を交互に開催しています。


誓いのことば


  19日午前9時、茶道会館にて千 宗室家元出席のもと、開講式を執り行いました。家元から、「三日間という限られた時間ですが、自分に足りないものを再確認し、これからの修道への方向付けとなるよう取り組んでいただきたい」と講習への心構えを示されました。また、受講者を代表して東京第八西支部多摩青年部の山下和幸さんが誓いのことばを述べ、家元へ受講生一人一人から挨拶をしました。開講式終了後、早速各班に分かれ講習に入り真剣な面持ちで取り組んでいました。




  1日目の講義を終えた受講生は京都市北区鷹ヶ峰の「しょうざん」で夕食会を行いました。また、その後ホテルに戻った受講生は班毎に分かれ「青年部、魅力再発見」運動についての、グループ討論を行いました。同じ志を持つ青年部会員として今後の活動につなげるための活発な意見交換がなされました。


班別のグループ・ディスカッション


  2日目の最後には家元の坐学の時間が設けられ、青年茶人は、自分が楽しめるお茶をまず楽しむ事が大事と説かれ、青年茶人としての心構えが示されました。




  最終日午後3時より執り行われた閉講式には、坐忘斎家元が出席され、まず、受講者を代表していわき支部いわき青年部の鈴木宗恵さんに修了証が授与されました。


修了証授与


  続いて家元より「皆さん方がお仕事をお持ちの中で、茶の道に熱意を持って貴重な時間を割いておられることに敬意を表します。この講習会がみなさんお一人お一人にとって新たな扉を開くきっかけになればと思います。その踏み出す一歩が大きな道につながっていきます。青年茶人のみなさんのこれからに期待しております。」との言葉が贈られました。


謝辞


  その後、愛知第一支部尾張青年部 園原未結希さんが謝辞を述べ、閉会となりました。

  本講習会には第19期L・T出向員31名が第2回研修として受講し、班のまとめ役やグループ・ディスカッションの進行役を務めました。次回研修は、5月の第21回裏千家ジュニア指導員養成講座を予定しています。


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