第98回夏期講習会




  8月27日(月)から31日(金)までの5日間、宗家において第98回夏期講習会が開催されました。
  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「この講習会は割稽古から始まります。割稽古には準備体操のような意味もありますが、お辞儀や帛紗捌きなどの構えがその人に適ったものかという事を確認する意味もあります。まずは、正しい構え、また、自分の構えを再確認することから臨んでください」と受講者を励まされました。続いて、受講者を代表して村田宗美氏(いわき支部)が誓いの言葉を述べた後、早速講習が始まりました。


誓いの言葉




  講習会では、基本点前、小習事、四ケ伝、行之行台子までの実技講習に加え、家元、大宗匠の講話、十職の大西清右衛門氏による課外講座、早朝坐禅などが織り込まれました。受講者は厳しい残暑の中、熱心に稽古に励みました。


家元講話 大宗匠講話


大西清右衛門氏 早朝座禅


  31日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の中村宗里氏(岐阜支部)に修了証を、青木宗寛氏(会津支部)に学校茶道教授者適格証を授与。鈴木宗雅氏(東京第二西支部)が5日間の講習を振り返って謝辞を述べ、講習会は終了。受講者は更なる精進を誓って帰路につきました。


修了証拝受 学校茶道教授者適格証拝受


受講者代表謝辞