第95回夏期講習会(第2班)




  8月21日から27日までの7日間、宗家において第95回夏期講習会(第2班)が開催され、国内外からの同門社中が受講しました。

  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「この講習は、皆さんにとってより良い姿勢、より良い構えを知っていただくため、割稽古から始まります。毎日、基本からスタートするのだということを忘れずに、良い7日間にいたしましょう」と受講者を励まされました。続いて、受講者を代表して長崎支部の覚本宗知氏が誓いの言葉を述べ、早速講習が始まりました。


誓いの言葉


割稽古


  7日間の講習は、割稽古、小習事、四ケ伝、七事式、行台子、真台子の実技や鵬雲斎大宗匠と家元の講話のほか、十職の大西清右衛門氏、樂吉左衞門氏による課外講座、早朝坐禅や大徳寺拝観などたいへん充実した内容。受講者は、残暑のなかにも秋の気配を感じながら、引き締まった表情で講習に臨みました。




大宗匠、家元の講話


大西清右衛門氏 樂 吉左衞門氏


  27日午後3時からの閉講式では、家元が修了証および学校茶道教授者適格証を授与。「自分で自分の背中を押して、より良いお茶人としての道を歩んでくださるよう祈念しています」と挨拶されました。


修了証拝受
代表:内野宗惠氏(神戸第二支部)
学校茶道教授者適格証拝受
代表:本田宗悦氏(長崎支部)


謝辞
代表:曽我部宗博氏(西条支部)



  受講者は、宗家での充実した7日間を振り返りつつ、更なる精進への思いを新たにしました。